研究部会

入会案内

ライフスタイル研究部会

「余暇」を幅広く取り上げて多角的に検討する研究部会です。
余暇は近代化の中で労働と対置されて理解されることが多いのですが、本来は「遊び」「宗教」「地域」「自然」などと関係する部分も多く、多義的な活動です。すなわち、生活の営みおよび生活文化と不可分のものであったわけです。
本部会においては余暇を広い意味で捉え、日本人のライフスタイルとの関わりにおいて余暇を捉え、そのあり方について考えます。

研究部会長:宮田 安彦(大妻女子大学)

ヘルス・スポーツツーリズム研究部会

市民マラソンへの参加をきっかけとして「するスポーツ」とツーリズムの合体が盛んです。東京オリンピック・パラリンピックを視野に、「観るスポーツ」の魅力をツーリズムの活性化に結び付けようという動きもあります。今後さらなる発展が見込まれるこの分野を多角的に研究していきます。

研究部会長:海老塚 修(桜美林大学)

レジャー・スタディーズ研究部会

「レジャー」という言葉が日常生活に定着したのは、日本では高度経済成長期の1960年代から1970年代にかけての時期でした。欧米圏では、余暇やレジャーが単なる「余暇善用」という文脈だけではなく、レクリエーション研究や余暇社会学、およびカルチュラル・スタディーズ(文化研究)の手法を援用しながら、レジャー・スタディーズとして議論されています。本研究部会では、レジャー・スタディーズの議論を多方面から活発に行ってまいります。

研究部会長:小澤考人(東海大学)

エンタテインメント・ツーリズム研究部会

2018年にカジノを収益の核とする統合型リゾート(Integrated Resort:IR)を合法化することが国会で決定されました。近い将来日本でこのIRが稼働することは確実となりました。このIRは日本のエンターテイメントを大きく変化させるきっかけとなることとなるでしょう。本部会ではこのIRに関係するであろうすべてのエンターテイメント、そして既存のエンターテイメント、ゲーミング産業すべてを対象に部会活動を行っていきたいと思います。

研究部会長:吉岡 勉(東洋大学)

ブライダル研究部会

近年は人口減少や生涯未婚者増加により、婚姻数が減少しています。結婚をする場合も、半数近くが式を挙げない選択をしているのが現状です。こうした結婚観の激変は、未婚化少子化問題の根底であり、また結婚式(挙式・披露宴)の減少は、個人の通過儀礼や日本の伝統文化の衰退につながると考えられます。よって本部会では、ブライダルに関する変化を社会現象の一つと捉え、多方面から研究していきます。

研究部会長:野田 兼義(日本ブライダル文化振興協会)

ツーリズム心理研究部会

本研究部会はツーリズムを人間心理の視点から研究していきます。「より良いツーリズム」について考えたとき、人間の心理について理解を深めることはとても有意義であると考えられます。①心理学について研究および実践している方々がツーリズムについて考えることができる、②ツーリズムの研究および実践している方々が人間心理について考えることができる、③新しいサービスやコンテンツを研究および実践している方々が心理学的視点から価値を再考し、ツーリズムへの活用を考えることができる、そのような研究活動を中心に「心理学×ツーリズム」の視点で広く研究していきます。

研究部会長:椎野 睦(産業能率大学)

学生教育研究部会

大学等において余暇ツーリズムに関する授業および学生による研究に対して、教育および研究指導についての教材・指導法などを会員間で共有することが必要であると考えます。余暇ツーリズムに関する書籍・論文等の教材・研究資料は、ここ数年多く公刊されていますが、それらが対象とする領域は多岐にわたり、また様々な視角からアプローチされた研究成果が存在することから、会員一人ひとりがそれらをすべて個人で把握するのは困難といえます。また、学生に対する指導においても、様々な領域・アプローチにわたる余暇ツーリズムにかかわる授業科目を体系的に整理しカリキュラムを編成すること、あるいは、学生による研究を指導することは、会員が個人的な経験にもとづいて行っても限界があります。

このような状況に鑑み、当研究部会は、大学等における余暇ツーリズム教育に関して会員間で情報を共有し、それにより授業科目における質の向上あるいは学生による研究の質の向上につなげることを目的としています。また、年に一度の頻度で会員が担当する学部ゼミナール(演習)に所属する学生たちによる研究発表会(インターゼミ)を開催し、優れた研究に対して表彰することも目的とします。

研究部会長:長谷川 惠一(早稲田大学)

フードツーリズム研究部会

余暇、ツーリズムに「食」が大きく関係していることは、疑いのない事実といえます。「食」が余暇そのものである人は多く、「食」を目的とする観光および旅行を行う人も多くいます。しかし、この分野についての日本における研究蓄積は、決して十分とはいえません。よって、余暇ツーリズムをフードの視点から研究する当部会には、意義があると考えます。

当該分野において、研究に携わる者と実務に携わる者が共に知見を共有し、さらに新たな知見を生み出すことを、当研究部会の目的とします。研究会やワークショップの開催、実務現場の見学など、目的達成にためにふさわしい活動により、当該分野の研究の深化発展を実現するものとします。

研究部会長:安宅 真由美 (東洋大学)

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